スマートフォンを装着して利用するVRゴーグルの代表格として、Gear VRがあります。Gear VRとは、VR HDM(仮想現実用ヘッドマウントディスプレイ)のトップ企業であるOculusとSamsung.が共同開発した製品です。
サムスンのスマートフォンであるGalaxyをGear VRに搭載することでVR HDM(仮想現実用ヘッドマウントディスプレイ)として利用できます。投入感が高く実用的なVR HDMとして完成しています。
一方でAndroid系スマートフォンは、Google CardboardというVRゴーグルの規格がありまして、その規格に合うように製品やソフトを作成すれば、VRを体感できます。
Gear VRを超えた?(笑)とする、視野角FOV120°のヘッドセット付きVirtoba X5(スマホVRゴーグル)は、Google Cardboardの規格に近い製品です。果たして本当にGear VRを超えた製品なのか実物をレビューしてお届けいたします。
3500円ぐらいの製品なので、察してお読みください。3500円の割には、良くできている製品です。またGear VRはOculusと一緒に作っているだけあって、完成度が高いな~と改めて感じました。
AmazonでVirtoba X5(スマホVRゴーグル)をチェックする
Gear VRを超えた?Virtoba X5パッケージ
パッケージを見てください。なかなかユニークです。有名なOculusで使われている画像のパク。。じゃなかったオマージュですね。
笑えます。この微妙な感じが素晴らしです。音を表現している)))が、震えている感じにも見えて、おかしいです。
3500円の割には、しっかりした梱包です。
ヘッドセットが付いています。
製品の作りも悪くありません。
ヘッドフォン部分が伸縮します。
シャキっと伸びます。
レンズ部分。
耳当て部分。
頭部のパット部分。
VRゴーグルの下部には、ボリュームやOKボタンが配置されています。
横には視力調整ダイアルです。
フロントは45度開きます。上部のダイアルはレンズの位置調整ダイアルです。
位置調整ダイアルを回すとレンズの幅を調整できます。
イヤフォンジャクです。
スマートフォンのイヤフォンジャックに接続できます。
SPECを見てみましょう。FOVが120°もあります。あるように見せませんでした。夢だけがありました。5.5インチ以上のサイズだと上手く見れなかったこともあります。
対応のスマートフォンは4.7インチから6.2インチです。
3つのスマートフォンでテストしました。iPhone6(4.7インチ)、Galaxy S6 edge(約5.1インチ)、Uni Super(5.5インチ)です。
一番サイズが大きいUni Super(5.5インチ)からテストします。大きい方が高いFOVを得られるからです。Uni Super(5.5インチ)で、ストアーからVR関連のアプリをダウンロードします。
アプリを起動して差し込みます。センターラインもしっかり合わせます。
設置完了です。
閉めます。
レンズの位置調整をいくら行っても、目に合いません。。。。。
理由として、Uni Super(5.5インチ)は、画面サイズが大きいため、左右のピントが重ならないことから、まともに見れませんでした。iPhone6(4.7インチ)、Galaxy S6 edge(約5.1インチ)なら、正常に見れました。
6.2インチまで対応と書かれていますが、5.5インチで正常に見ることができないので、5.5インチ以上は、見えない可能性がありそうです。。。。。
気を取り直して、。iPhone6(4.7インチ)、Galaxy S6 edge(約5.1インチ)で検証します。
Virtoba X5 VS Gear VR
せっかくなのでGearVRと比較します。どちらが勝つのでしょうか。比較のパターンは、1.Gear VR(S6 edge) / 2.Virtoba X5(S6 edge) / 3.Virtoba X5 VS (iPhone6)です。Gear VRを基準として評価します。
1.Gear VR(S6 edge搭載)
それぞれ悪い←[×△□○◎]→良いで、評価を表します。・◎ 装着感
装着感は、悪くありません。シンプルですが相当改良したと思われるます。メガネをしても装着できます。いろいろ比較すると良さに気が付きます。
・□ 音
スピーカになっています。スピーカの音自体は悪くありません。より良い音を出すには、イヤフォンやヘッドフォンを一緒に使う必要があります。そのため□にしました。
・○ 画質
Gear VRの解像度は2560×1440ピクセル、Oculus Riftの解像度は2160x1200ピクセルです。Gear VRのほうがSPEC上は画質が良さそうに見えますが、Oculus Riftのほうが画質は良いです。ただ比べれば良いという程度で、そんなに差がありません。十分な画質があります。※Oculus Riftは、最新かつ定番のVR HDMです。普及している製品では、ハイエンドな製品になります。
・□ 処理能力
やはりスマートフォンのため、ハイエンドゲームはできません。360度動画などは十分視聴できます。それでも十分楽しめます。
・◎ヘッドトラッキング(視野の追従)
Gear VR側に加速度センサーなどが搭載されています。そのため違和感がないヘッドトラッキングを実現しています。見た方向に自然な表示で画面が移動します。体感を損ないません。これがHMDにはとても重要なことです。
・○価格
Gear VR:15000円、S6 edge:45000円なので、60000円で体感できます。
2.Virtoba X5(S6 edge)
それぞれ悪い←[×△□○◎]→良いで、評価を表します。・△ 装着感
一見、良さそうですが、Gear VRと比べると残念です。装着感がバランスが悪いというか、洗練されていません。がんばっている感はあるので△です。
・○ 音
ヘッドセット内蔵な点は素晴らしいです。音質は・・・・普通です。□と変わらない○です。
・□ 画質
Gear VRよりちょっと悪いかな?という感じです。結局同じS6 edgeなので、画質はほとんど同じですが、レンズやヘッドトラッキングなど総合的な感覚で、明らかに劣る感じです。
・□ 処理能力
やはりスマートフォンのため、ハイエンドゲームはできません。360度動画などは十分視聴できます。アンドロイドのVRソフトに依存する部分も大きいです。
・△ ヘッドトラッキング(視野の追従)
Gear VRのように加速度センサーがヘッドマウントに存在しないためカクカクします。カクカクするので、頭が痛くなります。長く使えるものではありません。Google Cardboard規格上そうなっていると言えます。Google Cardboardしか体感したことが無い人は、Gear VRを試してから、VRはダメだね。といってほしいです。
・◎ 価格
Virtoba X5:3500円、S6 edge:45000円なので、50000円で体感できます。というかスマートホンは何でも良いので、実質3500円です。手持ちのスマートフォン(5.5インチ以下)ならOKです。
3.Virtoba X5(iPhone6)
それぞれ悪い←[×△□○◎]→良いで、評価を表します。
iPhone6を使った場合です。
・△ 装着感
一見、良さそうですが、Gear VRと比べると残念です。装着感がバランスが悪いというか、洗練されていません。がんばっている感はあるので△です。
・○ 音
ヘッドセット内蔵な点は素晴らしいです。音質は・・・・普通です。□と変わらない○です。
・△ 画質
S6 edgeよりちょっと悪いです。iPhone6はS6 edgeより画面が小さいので、画質もその分下がっています。
・□ 処理能力
やはりスマートフォンのため、ハイエンドゲームはできません。360度動画などは十分視聴できます。Appソフトに依存する部分も大きいです。
・○ ヘッドトラッキング(視野の追従)
意外なことにiPhone自体のセンサーの性能が良いためか、結構きれいにトラッキングします。そこそこ見れる感じです。なので意外と使える組み合わせです。
・◎ 価格
Virtoba X5:3500円、iPhone6:45000円ぐらい?なので、50000円で体感できます。というかスマートホンでも良いので、実質3500円です。手持ちのスマートフォン(5.5インチ以下)ならOKです。
iPhone6を使った場合です。
・△ 装着感
一見、良さそうですが、Gear VRと比べると残念です。装着感がバランスが悪いというか、洗練されていません。がんばっている感はあるので△です。
・○ 音
ヘッドセット内蔵な点は素晴らしいです。音質は・・・・普通です。□と変わらない○です。
・△ 画質
S6 edgeよりちょっと悪いです。iPhone6はS6 edgeより画面が小さいので、画質もその分下がっています。
・□ 処理能力
やはりスマートフォンのため、ハイエンドゲームはできません。360度動画などは十分視聴できます。Appソフトに依存する部分も大きいです。
・○ ヘッドトラッキング(視野の追従)
意外なことにiPhone自体のセンサーの性能が良いためか、結構きれいにトラッキングします。そこそこ見れる感じです。なので意外と使える組み合わせです。
・◎ 価格
Virtoba X5:3500円、iPhone6:45000円ぐらい?なので、50000円で体感できます。というかスマートホンでも良いので、実質3500円です。手持ちのスマートフォン(5.5インチ以下)ならOKです。
4.Oculus Rift
それぞれ悪い←[×△□○◎]→良いで、評価を表します。
参考までにOculus Riftを評価してみました。
・○ 装着感
しっかりとした装着感です。メガネがダメなことが残念です。私的にGearVRのほうが好みです。
・◎ 音
ヘッドセットの音も素晴らしいです。VRの体感をさらに高めてくれます。
・◎ 画質
GearVR(S6 edge)より、少し良いぐらいですが、全体の性能から、ずっと良い体験ができます。
・◎ 処理能力
パソコン側で処理するため非常に快適です。ハイエンドゲームはもちろんですが、全体的な動作も、ネットの通信環境もすべて快適!
・◎ ヘッドトラッキング(視野の追従)
センサーを設置する必要があります。文句なしの快適さです。
・× 価格
Oculus Rift 約10万円、仕様を満たしたPC約15万円です。25万ぐらい必要です。ちょっと高いですよね。
以上から、Virtoba X5(スマホVRゴーグル)は、Gear VRを超える体感はまったく得られませんでした。しかしながら3500円と安いです。
4.7インチ~5.2インチのスマートフォンを持っているならGoogle Cardboardではなく、これを買ってみるのも良いでしょう。iPhone6で使うなら、意外と良い体感を得られると思います。
参考までにOculus Riftを評価してみました。
・○ 装着感
しっかりとした装着感です。メガネがダメなことが残念です。私的にGearVRのほうが好みです。
・◎ 音
ヘッドセットの音も素晴らしいです。VRの体感をさらに高めてくれます。
・◎ 画質
GearVR(S6 edge)より、少し良いぐらいですが、全体の性能から、ずっと良い体験ができます。
・◎ 処理能力
パソコン側で処理するため非常に快適です。ハイエンドゲームはもちろんですが、全体的な動作も、ネットの通信環境もすべて快適!
・◎ ヘッドトラッキング(視野の追従)
センサーを設置する必要があります。文句なしの快適さです。
・× 価格
Oculus Rift 約10万円、仕様を満たしたPC約15万円です。25万ぐらい必要です。ちょっと高いですよね。
以上から、Virtoba X5(スマホVRゴーグル)は、Gear VRを超える体感はまったく得られませんでした。しかしながら3500円と安いです。
4.7インチ~5.2インチのスマートフォンを持っているならGoogle Cardboardではなく、これを買ってみるのも良いでしょう。iPhone6で使うなら、意外と良い体感を得られると思います。
Virtoba
売り上げランキング: 1,052
売り上げランキング: 1,052