PhotoFastから発売されているiOS(Lightningコネクタ)に対応したiPhone/iPad用多機能カードリーダーを紹介します。PhotoFastの無料App「ONE」と「CameraRoll+」をiPhone/iPadにインストールすることで、さまざまなファイル形式を扱えるiPhone/iPad用多機能カードリーダーとして利用できます。
動画をWindowsからiPhone/iPadに転送すると、うまく行かず苦労します。PhotoFastのカードリーダーがあれば問題を解決できます。iPhoneで動画を再生したい時に重宝するアイテムです。
扱えるファイル形式が本当に多彩です。画像ではJPEGやGIFはもちろんPNG、BMP、TIFFも読めます。一眼レフ等カメラで撮影したRAWまでプレビューできます。RAWがすぐ見れるのは圧倒的な機能です。
ビデオファイルでは、主流であるh264のmp4はもちろん、movファイルまで再生可能です。4K動画も再生できます。1.6GBぐらいある4Kのmovファイルをカードリーダーを経由しながらiPhone/iPadで再生できることに驚きました。
ドキュメントファイルではPDF、Word、Excel、PowerPointにも対応しています。これがなかなかすごくhtmlファイルも扱えます。記事後半で検証しますので、気になる人はチェックください。
他にはDropbox、Google Driveなどクラウドファイルとの連携や、iPhone/iPad自体のバックアップ機能などが用意されています。以上から、iPhone/iPad用多機能カードリーダーとして、通常使用するほぼすべてのファイルが扱えるカードリーダーです。
面白い機能としては、DJI用FWダウンロード機能があります。ドローンのファームをiPhone/iPadから更新できるので、DJIドローン所有者は、必見のカードリーダーかもしれません。
PhotoFast iPhone/iPad用多機能カードリーダーラインナップ
ラインナップは、主に3種類用意されています。SDカード対応タイプ(型番CR-8710)、MicroSDカード対応タイプ(型番:4KiReader)、USBメモリ内蔵タイプ(型番:iTypeC64GB/iTypeC128GB/iTypeC200GB※内蔵メモリ容量で3種類あり)です。CR-8710をAmazonでチェックする
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お勧めは汎用的なSDカード対応タイプです。SDカード対応タイプを購入すれば、SDアダプターでMicroSDカードも使えますし、SDとMicroSDが使えれば、MicroUSBコネクタが無くても何とかなる気がします。大容量のSDカードを購入すれば大容量も使えます。
基本的にどれを選んでも機能は同じです。本製品は、外付けストレージとしてアプリを経由して利用します。機能はアプリに依存します。さまざまなファイル形式を扱えるのはアプリの機能です。そのためPhotoFastの無料App「ONE」と「CameraRoll+」を入れれば、どれも同じ機能を持つカードリーダーになります。
SDカード対応タイプ(型番CR-8710)は、Lightningコネクタを備えたSDカードリーダーです。
MicroSDカード対応タイプ(型番:4KiReader)は、Lightningコネクタを備えたMicroSDカードリーダーです。
USB3.0で接続もできます。
USBメモリ内蔵(Lightningコネクタ、USB3.0コネクタ、MicroUSBコネクタ、USB TypeCコネクタ対応)タイプ(型番:iTypeC64GB/iTypeC128GB/iTypeC200GB※内蔵メモリ容量で3種類あり)、Lightningコネクタを備えたマルチメモリカードです。
USB3.0コネクタ、MicroUSBコネクタ、USB TypeCコネクタに対応しています。
実際にさわってみます。2つのアプリをインストール。
まずPhotoFastの無料App「ONE」と「CameraRoll+」をiPhone/iPadにインストールします。「ONE」の機能は、バックアップとプレビューがメインです。専用アプリケーションの「ONE」を使用することで、iOSデバイス内の写真、住所録、カレンダーはもちろん、アカウント連携をしたSNSサービス、各種クラウドサービスのバックアップにも対応しています。
「CameraRoll+」の機能は、動画や画像の再生がメインのアプリです。iOSデバイスのカメラロール、外部ストレージ、アプリ内に保存された画像動画データの転送が可能です。「ONE」も「CameraRoll+」ファイル操作をするときに、各種ファイルをプレビューできます。
「ONE」のバックアップ機能をチェック
DropboxやGoogleDriveやiCloud DriveやOneDriveとの連携、各種SNSの画像などのバックアップ、iPhone/iPadの各種データをバックアップできます。Facebookのアルバムをバックアップしてみましょう。Facebookを認証して、画像のバックアップができます。さらにiPhone/iPadの各種データをバックアップをしてみましょう。すべてバックアップを選択します。カレンダー、住所録(VFCカード)、Photoが一括でバックアップされました。簡単。
DropboxやGoogleDriveのバックアップ可能です。バックアップ用のクラウドのデータをバックアップする意味があるのか・・・・悩むところですが、身の回りのデータをまとめて保存するには便利な機能です。
「ONE」のファイル形式プレビューチェック
「ONE」見れる主要なファイルのプレビューをチェックします。h264形式のmp4は見れました。1.5GBのmovも見れました。RAW(静止画像)見れました。TXTファイル見れました。PowerPoint見れました。Word見れました。Excel見れました。PDF見れました。見れたファイルは、共有(SNSやメール)とコピーができます。コピーは、本体(アプリ内)、Dropbox、Googleドライブ、iCloud Drive、OneDrivenに保存できます。
h265(次世代形式のmp4)形式のmp4は見れません。360度ファイルは「ONE」では正しく再生できません。3.5GBのmovも、スムーズに再生できません。htmlファイルは見れますが、画像が表示されません。aiファイルは見れません。
面白い機能として、ZIPファイルを解凍できました。RARはさすがに解凍できません。Excelやhtmlファイルなど表示がズレていました。特にhtmlファイルはまともに見れません。
「CameraRoll+」の再生機能をチェック
メニューはシンプルで3項目です。アルバム、アプリ内(保存領域)、外付け(SD領域)です。外付けを見ると、SDカードのデータをチェックできます。RAWを直接見れるほか、4K動画の再生、360度動画の再生、360度静止画像の再生ができます。「CameraRoll+」では、オフィス系のファイルは表示されません。画像と動画のみです。360度動画の再生、360度静止画像をしっかりと360度で見れるソフトとしても利用できます。
「CameraRoll+」では、3.5GBのmovも、そこそこスムーズに再生されました。こちらのアプリの方が動画再生に優れているかもしれません。
DJI FWダウンロード機能
最後にDJIドローン用に面白い機能があるので紹介します。DJIは。中国のドローン製造企業です。ドローンの世界シェア7割を持つ世界最大のドローンメーカーです。DJIは業務用ドローンを発売しています。安全な運用のためファームウェアのアップデートは重要です。今まではパソコンからWebサイトにアクセスして、ファームウェアをダウンロードして、MicroSDに保存してドローンのアップデートを行う必要がありました。
アプリ「ONE」には、DJI FWダウンロード機能が付いています。単純にWebサイトからファームをダウンロードして、SD等に保存する機能ですが、iPhoneやiPadからファームを取得できるので、パソコンが無くてファームを更新できます。急なファームアップデートが発生しても、手軽にiPhoneやiPadからファームを更新できます。
以上。iPhone/iPadではWindows系のファイルをやり取りするときに苦労します。PhotoFastのカードリーダーがあれば、その辺の悩みは軽減されます。
実際にレビューして気が付いた点としては、巨大なサイズの動画ファイルの再生やバックアップに優れていることです。movファイルも扱えるので、ドローン等で撮影したデータを共有する時に役に立ちそうです。
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